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今日もビールがうまい

よくブログタイトルを変えたくなるブログ

マッドマックス 怒りのデス・ロード

今年の夏はライブハウスよりも映画館に多く足を運びました。全部同じ映画ですが。マッドマックスです。

マッドマックスを観ていない人も、おそらくわかるであろう言葉「V8」にちなんで、この映画を何回観たかを示す言葉になった「V◯(◯には観た回数が入ります)」。先週の立川極上爆音でついにV8を達成しました。ぱちぱち。

https://instagram.com/p/7eWtmgl4MH/

(ちなみに立川極爆の最終日は3回みました。ヒャッハー!)

 

周りの人たちにマッドマックスにハマっていると言うと、ほぼ100%の確率で「意外!」だとか「何度も観てるけどどこが良いの?」と言われてます。マッドマックスを観た人生と、観なかった人生、まったく違うと思うんだ(言い過ぎ)

8回観ても全っっ然飽きません。8回観てそれぞれ別の面白さや楽しさがあり、つねに「観たりないなあ」と思っていました。でも、マッドマックス中毒になるとも思ってもいなかったので、人生よくわからないものです。

マッドマックスを知ったのは、知り合いがハマっているのをみて「なんだかスゴそうな映画だな〜」と感じたところから。7月の上旬に深く沈んでしまったときに「マッドマックス観ようよ!」と言われて、「じゃあ、観ます」とノリで返事をしてしまったところが事の発端でした。

7月はライブ三昧の日々だったので少し落ち着いてから観よう、と思って8月の初旬に丸の内ピカデリーで観ました。初めて観た感想、「何が起きているのかわからないけれども、とにかく騒がしい」。そして、ウォータンクを運転しつつ戦う大隊長(フュリオサ)がかっこよすぎる。もっと複雑なストーリーだと思い込んでいたのですが、ストーリーは実に単純。「行って戻ってくる」だけ。ラストの戦闘シーンでは、なぜか興奮しすぎて買ったばかりのメガネをなくしてしまいました。帰り道にふと、「これはもう一度観ないとな〜」と思って3Dのチケットを購入。

2回目。3Dバージョンのマッドマックスは2Dよりもヴィジュアル的に魅力はあったのですが、個人的に2Dの方が良かったという印象。3D的で立体的に映える映像というよりも、平面上での色の美しさ(特に序盤の砂嵐での戦闘シーンの空の色、ウォーボーイズが嵐の中散っていく姿は何度観ても素晴らしい)で十分あの世界を表現できていると思いました。1回目と違って、すでに物語の筋はわかっていたので個々のキャラクターに注目して観ました。ニュークスが、とにかくかわいい!そして、イモータンジョーが、とにかく気持ち悪いけれども称えたくなっちゃうようなカリスマ性を持っている。かわいい!!

3回目。こちらは大阪でライブを観に行くついでに、朝イチで。朝からマッドマックスだなんて、なんてラブリーな日だ!What a lovely day!ニュークスのかわいさは勿論なのですが、この物語を通してニュークスが変わっていく姿に惚れてしまいました。イモータンジョーが大好きで、イモータンジョー様様で、そしてフュリオサたちの乗るウォータンクに一番に突入しようとする無邪気さ、本当にかわいい、愛らしい。特にスリットとのシーン。「ジョー様が俺を見た!」「いや、輸血袋を見たんだ!」の二人の会話が、本当に愛おしい。あのテンションの高さが、アホっぽいんだけど憎めない。

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マックスにお腹を蹴られ、ウォータンクに追いついたかと思いきやワイブズとフュリオサたちに投げ飛ばされる。(前半では輸血袋がないとダメなくらいに弱っていたのに、このスタミナすげえな)ジョー様の車に乗せてもらい、銀のスプレーを口に吹きかけてもらって英雄の館に行けるはずだったのに失敗してしまって、ジョー様に「Mediocre!」と言われるこのドジっぷりも愛おしい。

ニュークスの顔つきがみちがえるほどに変わるのは、スプレンディッドが轢かれてしまい死んでしまったところを彼が見た後からだと思う。マックス達(とりわけケイパブル)と共にウォータンクに乗りジョー様の軍と戦い、最後には「俺を見ろ」と自ら死んでワイブズ達をシタデルに無事に返すことができたシーン。男っぽさに溢れていて泣いた。

「俺を見ろ(witness me)」は、序盤でモーゾフが矢に刺されてヤマアラシの車に特攻するシーンでも使われていたのですが、その時とは全く意味が異なる言葉だったと思う。モーゾフの場合はジョー様に命を捧げ、英雄の館に行くためのもので、ニュークスの場合はジョー様に命を捧げるのではなくて、フュリオサやワイブズたちが「緑の地」へ無事に到着できるよう、自らで死を選び臨もうとする姿だったのだと思う。たぶん、そのシーンではニュークスの心の中には「英雄の館」なんて無かったんだろうな。何度みてもここは泣ける。

4回目は爆音で。先ほども書いたのですが「観るとしたら、3Dよりも2D」なんだけど、「さらに極上爆音」だと尚よし。この映画は色彩が非常に鮮やかで綺麗なところと、音が素晴らしい。ライブとは全く違う音の使い方にびっくりした。普段はライブばかり観ているわたしにとって、マッドマックスの極上爆音は新しい音の楽しみ方を教えてくれたと思う。特に砂嵐のシーンは車がガタガタ鳴り響くとともに椅子も揺れたので、まるで自分もウォーボーイズになった気分だった。「witness me!」と思わず叫びそうになった。4回目は、2週間ほど前回からスパンができてしまったのでイモータンジョー様を讃えたい気分でいっぱいでした。V8!V8!V8!

兎にも角にも、マッドマックスは色彩面と音響面だけでも楽しめる映画。どんなことを喋っているのかわからなくても、ストーリーは映像を観ればわかる。「行って戻ってくる」だけ。映画の醍醐味である「色彩」「音響」「映像」の良さがぎっしりと詰まっていて、映画が一つの芸術のジャンルであるということを忘れさせてくれる。大好きなバンドのライブに行く時も「美しい音楽を聴きに行く」という気持ちではなかったのも、それが音楽という芸術ジャンルを超えていたから。マッドマックスもそれと同様、映画という芸術ジャンルを超えている。本当に美しくて素晴らしいものは、ジャンルというものなんて関係なくて、固有名詞(ここでいうバンド名や映画のタイトル)が名前の役割を果たすだけではなくて、固有名詞だけでもそれの良さを表現できるくらい人を惹きつけるようなものなんだな、と思った。

今回は4回目までの感想。V5~V8の感想もまた後日。

ちなみに目黒シネマで9月末から雷音上映、4DXも10月から、地元でもIMAX 3Dが戻ってくるので非常に楽しみ。