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今日もビールがうまい

よくブログタイトルを変えたくなるブログ

『箱庭のガッコウ』に参加してみた

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6月、7月と2回にわたって大好きなメディアのワークショップに参加しました。『箱庭』とよばれるメディアです。「女子クリエーターのためのライフスタイルつくりマガジン」と銘打っていますが、わたしのようにクリエーターでなくてもアートが好きな人にぴったりのメディアだと思います。

かれこれ10年近く好きなことをブログに記すことが趣味のひとつだったのですが、そのおかげか、昨年末よりメディアで記事を書かせていただくことがたびたびありました。そんなことを積み重ねていくうちに、このブログを始めたばかりの頃(2014年春)の文章をあらためて読み返してみると、恐ろしいほど稚拙で、小学生の書く作文のようなものばかりで恥ずかしく思います。

『箱庭』は昨年の秋ごろに知ったメディアです。ある編集者主催のイベントに登壇されていた方が『箱庭』のキュレーションを行っている方でした。それをきっかけに『箱庭』をチェックするようになり、メディア主催のワークショップこと『箱庭のガッコウ』を知ったにいたります。

5月頃Facebookで『箱庭のガッコウ』が開催されることを知り、応募しようと思ったところ……参加費が2万円弱と学生の財布にはやや厳しいお値段。そのため、『箱庭』のキュレーターの知り合いに相談してみました。「絶対にためになるよ! きっとmekちゃんにぴったりだよ」とゴリ推しされ、それを信じて参加することに。

『箱庭のガッコウ』は、計2日間のワークショップ。1日目にキュレーション記事の作成方法等を学んだのち、グループをつくります。そのグループで試しに記事を作成し、2日目に各グループで記事を持ち寄ってどの記事が気に入ったかどうかを決めるのです。そして見事優勝したグループの記事は『箱庭』に掲載される仕組みになっています。

1日目

『箱庭』のオフィスは代官山にあります。UNITの近くなので、音楽好きの方には地図を見ればわかりやすい場所にあるかと。わたしが参加した日は、オフィスが荻窪から移転したばかりのホヤホヤの状態のオフィスでした。そのためか木材のにおいが漂っていて「ほんとうに代官山にいるんだろうか」という気分。ですが、窓の外から東横線日比谷線が走る音が聞こえてくるので、「都会やなあ」と感じさせられました。

ワークショップのメンバーの自己紹介を終えて、休憩をはさみつつ約5時間にわたってキュレーションの講義が行われました。

主な内容がこちら

  • キュレーションの定義
  • キュレーションをする際のビジョンの決め方
  • 記事製作時のルール(投稿する時間帯やSNSへのシェア方法など)
  • ネタの採集テクニック

驚いたことは、ネタの集め方がわたしと殆ど同じだったことです。とはいえ、わたしの場合毎日のようにチェックするメディアがGIZMODOくらいしかないので、もう少しじっくりと読むメディアを増やしていきたいと思いました。

また、佐々木俊尚さんのキュレーションの定義にも相槌を打たざるを得なくて。

無数の情報の海のなかから、自分の世界観や価値観に基づいて情報を拾い上げそこに新たな意味を与えて、多くの人と共有すること

まさに今までわたしが10年近くぽちぽちとキーボードを打ってきたことに近いのかもしれません。(文章は小学生レベルでしたが) ブログ時代に比べて誰もがSNSアカウントを持つ時代になった今では、気軽に自分の価値観を発信できるようになったはず。炎上や晒しも目立ち始めてしまった側面もありますが。

そして、自分の世界観や価値観を築きあげてきてくれたのは、好きなものや人の影響がかなり大きいと感じました。たとえば音楽に着目してみると、影響を受けたアーティスト、歌詞に登場する映画のタイトルや言葉の意味、MVの撮影監督、アーティストのTwitterの発言に登場する人やものetc...ひとつとってみても無限に可能性は広がります。そして、思わぬところでそれらが繋がる瞬間がたまらなく好きです。

ただ闇雲に「〜は〜だ」といった情報を発することはつまらないし、むしろ自分の思ったことをゴリゴリねじ込んだものを書きたいと思っているわたしにとって、キュレーションの入門編といえる講座でした。

ちなみにランチのケータリングが食べるのがもったいないくらい華やかでした。MOMOEさんというところです。

https://www.instagram.com/p/BG0k2lsl4CL/

 

グループワーク

またこのワークショップでは、「『箱庭』にぴったりの記事を制作してみる」という課題を2週間にわたってグループで行いました。

なにせグループ行動が大の苦手であるわたしなので、不安でいっぱい。5人グループだったのですが、記事のアイディアを話し合った際はなかなか言葉を発することができませんでした。人見知り乙。とはいえわたしのアイディアが記事のテーマになったので、嬉しかったです。

2週間かけて5人で1本の記事をつくるのですが、それが案外難しかった……というのがいちばんの感想。5人でセクションを分けて、それをグループのうちの1人がまとめて編集します。わたしはその編集を行いました。誤字脱字がなかったのは救いだったのですが、なにせ文体がそれぞれ異なっているため、個性を消さずにどこまで統一感のある記事に仕上げるかがポイント。その点で大きく悩みました。雑誌の編集者の大変さが、身にしみてわかりました。執筆者の個性をだしつつ、ある程度の統一性をどこまで許せるか、そのボーダーラインを定めることは、とても難しい。

記事をメールで提出し終わったときの達成感、ハンパなかったです。肩の荷がストン、と落ちました。

2日目

それぞれのグループが記事を持ち寄り、概要を発表して評定するのが2日目のあらまし。歳を重ねるにつれて人前に出ると緊張するようになってきたので、この癖をどうにか治したいです。伝えたいことをきちんと伝えることができているかどうか、不安だったのですが、喜ばしいことにわたしのグループの記事が優勝*1しました。嬉しすぎてドキドキしたー、はー。自分のつくるものに対して初めて自信を持つことができて、一歩前進したという気分。

そのあと、写真の撮り方についてのレクチャー。カメラも持っておらず、つねにiPhoneのカメラを利用しているという雑なわたしですが、スマホアプリでも充分にきれいな写真を撮れるのだな、と。でも、やっぱりカメラが欲しいな。

カメラを使って試しに外の光景を撮影してみようという課題もありました。カメラを使うことで、普段何気なく思っていたものが輝いてみえるときがあるんだと実感。面白い世界は案外手のひらのなかにあるのかもしれません。

ぜひ

知り合いもたくさんでき、そしてなによりも学ぶことばかりの実りある2日間でした。2万円弱でこれだけの経験ができるなんて、お得だと思います。自分の得意範囲が何であるかを再確認でき、かつ思ったことを文字にすることの大切さをワークショップから得ました。

旅をして世界の大きさに圧倒されることも素晴らしいけれども、半径1メートル以内にも心を駆り立ててくれるものがたくさんあるはず。ノウハウのみならず物事の考え方をおしえてくれる濃厚な時間です。『箱庭のガッコウ』、ぜひ。